あたたかな春の日差しが園庭をやわらかく包み、桜の花びらがふわりと舞う4月。

新し いお友だちを迎え、こぐま園は一層にぎやかな季節を迎えています。 

毎年、この時期になると私は子どもたちの笑顔に新たな出会いの喜びを感じます。お父さんやお母さんから離れ、不安そうに泣いていた子が、先生の温かいまなざしに包 まれ、いつの間にか笑顔で遊んでいる姿を目にすると、子どもたちの逞しさや順応力 の高さに驚かされます。 

特に0歳児から2歳児の子どもたちにとって、園で過ごす時間は人生の初めての社会 体験です。だからこそ私たちは、「安心して過ごせる環境」を何よりも大切にしていま す。一人ひとりが自分らしく、のびのびと成長していけるよう、日々、先生たちが心を 込めて関わっています。 

先日も、1歳児クラスのあるお子さんが初めて自分の力で靴を履くことができました。 その瞬間の誇らしげな顔と、拍手を送る周りのお友だちの様子を見て、子どもたちは こうしてお互いの成長を支え合いながら日々を過ごしているのだなと改めて感じまし た。 

子どもたちの成長を見守りながら、保護者の皆様や職員たちと共に歩めることに感謝 しております。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。