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5月 園長コラム

若葉が風に揺れ、太陽の光が一段と明るさを増す5月。
こぐま園の庭にも季節の変化が感じられるようになりました。
小さな花々が咲き始め、子どもたちは好奇心いっぱいの目で観察しています 。
この時期、2歳児クラスの子どもたちは特に言葉の発達が著しく、
日々新しい言葉を吸収していく姿に驚かされます。
「あり、あるいてる!」と指さしながら教えてくれたり、
「おはようございます」と元気に挨拶してくれたりと、
コミュニケーションの喜びを全身で表現してくれます。
先日のリズム活動では、1歳児の子どもたちが初めて
タンバリンやカスタネットに触れる経験をし ました。
最初は恐る恐る指先で触っていた子どもたちも、
先生の優しい声掛けに安心して、次第に両手でたたきはじめ、
音の楽しさを広げていきました。楽器に触れる楽しさ、
そこから出てくる音は、まさに子どもたちの感性そのものです。
私はよく職員に「子どもの気持ちに寄り添うこと」の大切さを伝えています。
泣いている理由、笑っている理由、怒っている理由、それらすべてに意味があり、
私たち大人がそれを受け止め、理解しようとする姿勢が
子どもたちの心の安定につながると考えています。
こぐま園では、0歳から2歳という人生の土台となる大切な時期に、
温かな人間関係の中で子どもたちが自分らしく成長できるよう環境を整えています。
子どもたちの笑顔を見ると、この仕事の尊さを改めて感じずにはいられません。
これからも保護者の皆様とともに、子どもたちの健やかな成長を見守っていきたいと思います。
どうぞお気軽に園での様子をお尋ねください。