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11月園長コラム
紅葉が深まり、朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じる11月となりました。こぐま園の庭にも、鮮やかな色に染まった葉が舞い落ち、絨毯のように地面を覆っています。
子どもたちの笑顔を見ると、この季節ならではの光景に目を輝かせているのがわかります。特に0歳児から2歳児の子どもたちは、落ち葉の感触や音、色に夢中。「カサカサ」という音を立てながら踏みしめたり、小さな手でそっと握りしめてみたり。その真剣な眼差しは、まるで初めての宝物を見つけた探検家のようです。
園では、こうした身近な自然との触れ合いをとても大切にしています。保育室の中では得られない五感を使った体験は、子どもたちの健やかな成長に欠かせません。ある日、先生が拾ってきた大きな葉っぱを、子どもたちが囲んでいました。最初は恐る恐る触っていた子どもたちが、やがてその葉を両手で持ち上げ、顔を近づけてじっくり観察する姿は、とても愛おしく思いました。
私たちは、ただ安全を見守るだけでなく、子どもたちの「なぜ?」「なに?」という好奇心の芽を摘まないよう、温かいまなざしで見守ることを大切にしています。また、お散歩の途中で子どもたちが見つけた小さな発見に、寄り添ってあげたいと思っています。
子どもたちの成長を見守りながら、この季節を共に喜び合えることに感謝し、安心して過ごせる環境を整えてまいります。寒くなってまいりましたので、体調管理にはくれぐれもお気をつけくださ い。





