6月 園長コラム

梅雨の季節を迎え、紫陽花の花が美しく咲き誇る6月となりました。雨の日が続くこの時期ですが、こぐま園の子どもたちは今日も元気いっぱいに過ごしています。
先日、0歳児クラスの子どもたちが雨音に耳を澄ませている姿を見かけました。窓辺に集まって、ポツポツと降る雨の音に不思議そうに聞き入っている表情は、まさに小さな探究者そのものでした。私たちは、このような日常の小さな発見を大切にし、子どもたちの好奇心を育んでいきたいと考えています。
1歳児クラスでは、雨の日の室内遊びがとても充実しています。先生たちが工夫を凝らした感触遊びや音遊びを通して、子どもたちは五感をフルに使って楽しんでいます。特に、新聞紙を破いて遊ぶ活動では、「びりびり」という音と感触に夢中になる子どもたちの笑顔が印象的でした。
2歳児クラスの子どもたちは、雨上がりの園庭で水たまりを発見すると、目を輝かせて観察しています。「わぁ!お水がいっぱい!」「お水がキラキラしてる!」という子どもたちの言葉に、私たち 大人も改めて自然の美しさに気づかされます。
梅雨の時期は外遊びが制限されがちですが、こぐま園では室内でも十分に体を動かせる環境を整えています。子どもたちの健やかな成長を見守りながら、一人ひとりのペースを大切にした保育を心がけています。
保護者の皆様には、雨の日の送迎でご不便をおかけすることもあるかと思いますが、いつも温かいご理解とご協力をいただき、心から感謝しています。子どもたちが安心して過ごせる環境を、これからも先生たちと共に作り続けてまいります。
雨の恵みを受けて美しく咲く紫陽花のように、子どもたちも日々成長していく姿を、私たちは温かいまなざしで見守っていきたいと思います。